【新宿オープンソースラボ】Vol.1 クラウドサービス群雄割拠

昨年に引き続き今年もクラウドサービスの勢いは増す一方のようです。
パソナテックもパートナーになっているAmazon Web ServicesやMicrosoft Azure等が代表として挙げられ、ニュースサイトではこれらの名前を聞かない日はないほどです。
クラウドサービスは他にもIBM Bluemix、Oracle Cloud、国内ではさくらのクラウドやGMOが新しく始めたZ.comなどが台頭してきています。これらのサービスはコストメリットだけではなく様々な特徴がありますが、それは追々説明できればと思います。

元々クラウドサービスは、「ピーク時にサーバ台数を増やしたい」など、サブで使われることが多かったのですが(実際に今も利用時間やトラフィックで課金されてます)、ハードウェアの搬入やラッキングもなく、それらの場所ももちろん必要がなく、短時間でシステムが構築できるため、メインシステムとしてクラウドサービスを扱うケースが増えてきました。

それに伴い、各クラウド事業者も様々なサービスをリリースし、ユーザは以前よりも簡単にECサイトの構築やIoTでの利用ができるようになっています。
その中でもAWSは群を抜いた量のサービスを提供しており、今回はその中でもちょっと変わったサービスの紹介をさせていただきます。


 1) Lightsail

昨年末に発表されたサービスですので、知ってる方も多くいらっしゃると思います。
簡単に言うと、昔からあるVPS(Virtual Private Server)です。EC2のように一度作成/起動したインスタンスのスペック変更は不可能ですが、サーバを簡単に構築することができます。

AWSは独自の用語やクセのある設計方法のため、慣れるまではとっつきにくいサービスですが、LightsailはVPSとしてローンチされたサービスですので、メニューから予め用意されたサーバスペック等を数クリックするだけでサーバ構築が完了します。
DNSサーバ機能や別途金額がかかるネットワーク転送も1TB含まれていますので、開発環境や小規模サーバ構築という用途には向いていると思います。


2) Polly

これも昨年末に発表されたサービスです。いわゆるテキスト読み上げサービス。AmazonのAIシリーズの一つで、24の言語と47の音声が含まれています。
Text-to-Speechサービスは国内でもPanasonicや東芝が長い間開発を続けています。「日本語」という点においてはこれらの国内のサービスのほうが優れてたりしますが、”AWS上に用意されたサービス”がやはりキーになると思います。

モバイルアプリなどをAWS上で開発する場合、わざわざテキストを読み上げる外部ソフトウェアを使用したり、音声を別途作成せずともPollyを介してAWS上で完結することができます。


3) Amazon Lumberyard

正確にはAWS上のサービスの一部ではありませんが、AWSと密接な関係にあるAmazonのサービスです。
これはAmazonの3Dゲームエンジン&統合開発環境で、しかも無料。最終的にゲームをオンライン配信することになればAWSのサービス(GameLiftなど)を利用することになり課金はされますが、Lumberyardを導入することにより、開発から配信、販売まで、ゲームのリリースに必要なものを統合的に利用可能になります。

 

Amazonのサービス拡充の勢いはまだ衰えを見せません。他にも様々なサービスを提供しています。
しかし他社クラウドサービスもAmazonに負けじと、それぞれ独自の色を押し出してきています。
次回は、AWS以外のクラウドサービスの強みをご紹介したいと思います。


執筆者プロフィール

株式会社パソナテック / IT Architect  K・N
大手SIer、国内外のベンチャーを経て、2016年パソナテックへ入社。提案型SEとしてクラウドサービス、仮想化やSoftware Defined~など常に最新の技術を取り入れ、サイロ化されたシステムの統合や社内のワークスタイル変革立ち上げなどを実施。
オフ時間は国内トップレーシングドライバーのアシスト業務に従事。レースシーズン中は国内外のサーキットを転々としている。


 

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